これが「AI」のチカラか 中空なのにスピンが入る キャロウェイ「APEX Ai200/Ai300」アイアン
操作性より直進性を重視! 打点ブレに強いチョイ飛び系
【コウタロウ】 まず「Ai200」。カッコイイ系のバックフェースの割に、構えたときの印象は丸みがある。トップラインがボールを包みこむイメージです。サイズ感は大きくもなく、小さい感じもしないので、本当にスタンダードな鍛造アイアンです。 【ミタさん】 打感はどうですか? 【コウタロウ】 「Xフォージドスター」のような”1枚もの”アイアンのフィーリングに近づいていて、中空アイアン独特の弾く感じがかなり抑えられてますね。それでいてスピードが出て、飛びそうな打感です。実際に飛距離性能は高かった。操作性があるというよりも、オートマチックにストレートボールが打ちやすい。ドローやフェードで色んな球筋を打ちたいタイプ向けではないかも。
【ミタさん】 シオさんはどうでしたか? 【シオさん】 見た目の印象より、飛距離が出ますね。ロフトは同じなのに「Xフォージドスター」よりキャリーで5~10ヤード以上は伸びていました。それと上下の打点ブレに強くて、ミスヒットしたときの方向性や飛距離が安定していました。 【ミタさん】 「Ai300」はどうでしたか? 【コウタロウ】 グースがしっかりあって、昔のキャロウェイっぽい感じですね。「Ai200」に比べると2段階くらいやさしい。つかまりが良くて、ミスヒットにも強いので、アベレージゴルファーにとって安心感のあるアイアンです。
【シオさん】 払い打ちでも楽に打球が上がるので、これは100前後のゴルファーでも十分に使えそう。私のヘッドスピード(40m/s)でも自然とドローボールになりました。 【コウタロウ】 打ち込んでいくタイプは「Ai300」より「Ai200」の方がイイ。「Ai200」はダウンブローに打てるとしっかりスピンが入る。中空アイアンでここまで安定してスピンが入るアイアンは初めてかも知れない。 【ミタさん】 AIが設計した「Ai200」のフェースに加え、重心自体もそこまで低くしていません。きっとダウンブローに打ち込んでフェースのやや上側でボールを打つゴルファーを想定しているのでしょう。 【コウタロウ】 だから、スピンが入るんだ。これならキャリーでグリーンを狙える。