ダイショー、「味・塩こしょう」で知られるが…社名の由来となった焼き肉店は自家製たれが大好評だった
ダイショー
創業者の金澤俊輔氏は、妻と二人で1960年頃から焼き肉店「大昌園」を営んでおり、“店は小さいけれどおいしい焼き肉屋さん”と評判になっていた。特に自家製の焼き肉のたれが大好評だったので、金澤氏は「私がつくったたれをもっと多くの方々に味わっていただき、家庭に幸せを届けたい」と考え、焼肉のたれなどの調味料製造・販売会社として、1966年に福岡市で創業。社名は焼き肉店にちなんで「大昌食品」と名付けた。 【写真】ダイショーの松本俊一社長
1968年に、看板商品のひとつとなっている「味・塩こしょう」の販売を西日本中心に始めると、70年に名古屋・横浜、その後仙台、東京、札幌にも営業所を設け、販売網を全国に整備した。91年に「もつ鍋スープ」、94年に「キムチ鍋スープ」といったロングセラー商品を発売し、鍋スープ市場を開拓。同年に商号を現社名にした。