保育士による殺人未遂容疑事件「これまでに不適切な事案の相談はなかった」鹿児島市議会
鹿児島放送
鹿児島市議会は17日から個人質疑が始まり、今月7日に発生した保育士による殺人未遂容疑事件や、スタジアム整備などについて議論が交わされました。 下鶴市長 「このたび、子どもたちの安全安心が最も配慮されるべき認定こども園において発生した事案につきましては、絶対にあってはならないことであると考えているところでございます」「今後におきましても、条例改正の趣旨を踏まえた保育所等との連携による職員態勢の充実や、安全で安心な保育環境の整備など、保育の質と量の両面から必要な対策を進め」 市当局は、事件が起きた認定こども園に対してこれまでに不適切保育が疑われる事案の相談はなかったとしたうえで、市への報告は、事件当日ではなく翌日の8日だったと明らかにしました。 10日と11日には心理士などを派遣して、園児らのケアに当たったということです。 また、市が中心市街地の活性化につながる「街なか」を前提として整備を検討しているサッカーなどのスタジアムについては、こんな指摘もーー。 西洋介 市議 「何と言っても建設する場所がなければ話になりません。『街なか』『多機能複合型』の定義をあまり厳密に規定してしまうと、選択肢を狭めることになり本末転倒であると考える次第です」 個人質疑は19日まで行われます。