「頼れる人がいない」「やることが多すぎる」…仕事と子育ての両立を《無理せず》乗り切るアイデア【体験談&専門家対談】
「頼れる人が身近にいなくて、全部抱え込んでしまう」 「周りは余裕をもって両立しているのに、自分だけできていない気がする……」 仕事を続けながら子育てをしている保護者のかたは、体力的にもメンタル面でもつらさを感じる場面が多いのではないでしょうか。 そこで、大変な状況を乗り切るための両立メソッドについて、仕事と育児を両立しながら育児に関する情報発信を行っているお二人におうかがいしました。 産後サポート事業を手がける渡邊大地さんと、ライフイベントと仕事に悩む人に向けてコーチングを提供する佐伯早織さんです。 お子さまのことを思うあまりに「やらなきゃいけないことが多すぎる」「こうしなきゃいけないのに、できない」と理想とのギャップに苦しんでしまうこともあると思います。そこで今回は「あえて、やめてみる」「あえて、無理しない」を目指した育児メソッドを考えていきたいと思います。 そうすることで家族に余裕が生まれるだけではなく、お子さまにとってもより豊かな毎日になっていく。そんな「無理しない&子どももうれしい育児メソッド」を、忙しい毎日に生かしてみませんか?
仕事と子育ての両立、どうしてつらい?
まずは、ベネッセが仕事と子育てを両立している保護者のかた約400人にご協力いただいて実施したアンケート※の結果をご紹介します。 「仕事と子育ての両立でつらいことは?」と質問したところ、「周りの人は両立できていそうで落ち込む」「夫婦で話し合いができていなくてモヤモヤする」「頼れる人が身近にいなくて体力的・精神的につらい」という回答が目立ちました。 会社の同僚に聞くと、「休日に常備菜をまとめて作って、平日に温めるだけにしている」などうまく家事をしているようです。でも私にはなかなかそこまでできず、「自分はダメだな」と思ってしまいます。 (富山県・ちょこさん 第1子は小学6年生) 肉体的にも精神的にもキャパオーバーだったのか、上司に頼まれていたことをうっかり忘れ……の連続。迷惑をかけてしまったと思うと、いたたまれませんでした。 (栃木県・みかんさん 第1子は小学2年生) 子どもが体調不良で仕事を休まなければならない日が続くと、職場に申し訳ない気持ちと「夫が休みを取ってくれてもいいのに……」というストレスでイライラが強くなります。 (東京都・アイコさん 第1子は小学3年生)