桐畑恒治が選ぶ今年の1台は「シンガー クラシック・ターボ」━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-25】
日本を代表する著名モータージャーナリスト20名が、20代・30代の若者にオススメしたい今年いちばんのクルマを選出。新車・中古車問わず、いま購入できる車両の中から、桐畑恒治が選んだベストカーを紹介しよう! 【写真】桐畑恒治オススメするベストカー5選はこちら!(全29枚)
今年いちばんのクルマ
■シンガー クラシック・ターボ|Singer Classic Turbo 旧いモデルを最新の技術で蘇らせ、現代の道路環境でもストレスなく楽しめる“レストモッド”の極みとも言えるのがシンガーだ。旧き佳き空冷時代のポルシェ911をベースとしながら、現代のスーパースポーツカーにも引けを取らない圧倒的なドライビングパフォーマンスを備えた、唯一無二の存在である。 実際、厳のようなスタビリティをさらに磨き上げた正確無比な走りや、工芸品の如き美しい仕上がりに心奪われた。 億単位のプライスは現実離れしているかもしれないが、それを手に入れたいという夢を抱くにふさわしい価値が、このクルマにはあると思う。手が届きそうになくても、夢の一台が心にあるのは幸せだ。クルマ好きの若者よ、大志を抱け!
ドライブデートしたいクルマ
■メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー|Mercedes-Benz G580 with EQ Technology 威風堂々たるスタイルを筆頭に、ブランド力も圧倒的なGクラス。現行世代では快適性が格段に向上し、ラグジュアリーSUVとしての完成度も爆上がりである。そして今回“with EQ Technology”、つまり電気自動車(EV)仕様が加わったことで、もはや敵なしの地位を獲得した。 車重は3トンを超えるにもかかわらず、加速力は同門のメルセデスAMG G63にも引けを取らない。そのうえで、EVならではの高い静粛性や、4輪独立のモーター駆動を活かした独自のオフロード性能も獲得している。無骨でありながらスマート。そんなギャップと頼もしさがたまらない、魅惑の一台。デートカーとしても最強なのは間違いない。