「アベノマスク」なぜユースビオと随意契約? 立憲・大串氏が追及
安倍首相、布マスク「息苦しくない」
大串氏は「極めて不透明な感じがする。3月の定款には布の調達はない。どういう経緯で政府側から随意契約を頼むことになったのか」「なぜここだったかのかがはっきりしない」「人的関係、誰かの友達だったとかあったのではないか。競争入札ではないので、相当な説明責任が求められる」と畳みかけた。 それに対し加藤厚労相は「政府において経産省主体で広くお声がけした。それに応えていただいた事業者の1社。マスクの品質や供給能力、迅速な対応が可能かという観点から選定を行った」「早く調達しないといけない。当該社については今の段階で不良品の指摘は受けていない」「納入実績だけある社を対象にしていたのでは入手できない。異業種にも幅広くお願いしている。私がちょっと感じるような指摘があったが、そうではなくて、積極的に手を挙げていただいている所には、積極的に対応する」と応戦した。 ただ大串氏は納得せず、「この説明のおかしさ。布マスク(事業)に通底するモヤモヤ感がぬぐえない」と語った。 質疑の中では、大串氏が「空気を吸うのが難しい」と途中で地元業者のマスクに付け替えたことに対し、安倍首相が「(布マスクは)息苦しいという発言があったが、私はずっとしているが息苦しくない。意図的に貶めるような発言はやめていただきたい」と反論する場面もあった。