日本の声優、台北の漫画博に続々登場 台湾のファン喜ばせる
(台北中央社)台北市内で開催中のアニメの祭典「第23回漫画博覧会」に合わせ、日本の声優が続々と訪台している。博覧会の会場でファンミーティングやサイン会などを開き、台湾のファンを喜ばせた。 昨年、新作アニメシリーズとして蘇った「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」で主人公の緋村剣心の声を担当する声優の斉藤壮馬は27日、「お渡し会」を開催。複製サインを直接手渡し、現地のファンと交流した。また、新シリーズを製作するアニプレックスの丹羽将己プロデューサーと共に登壇し、アニメ制作やアフレコについて対談した。 アニメ「無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~」に出演する声優の内山夕実と茅野愛衣は27日、ファンミーティングを開いた。2人が海外で同じイベントに登壇するのは初。今回が初訪台だという内山は、台湾にはたくさんのおいしいものがあると友人からよく聞いていたと話し、すでに「おしどり鍋」(鴛鴦鍋、二つの味が一度に楽しめる鍋)を味わったと明かした。 声優の浪川大輔は28日、声優の津田健次郎と共に2人で企画したコントアニメーション「現代誤訳」の台湾での放送が今月始まったのに合わせてサイン会を開催。7年ぶりに漫画博に登場した浪川は中国語でファンにあいさつし、再会の喜びを語った。今回、津田は訪台しなかったことから、浪川は次は津田を引っ張ってくると台湾のファンと約束した。 漫画博は25日に開幕予定だったが、台風3号の影響で初日は中止された。29日に閉幕する。 (王宝児/編集:名切千絵)