【速報】入社8か月で…新入社員だった息子が自殺 カー用品店「タイヤ館」に勤務していた男性の両親が「パワハラ」認めるよう訴え京都地裁に提訴
カー用品店「タイヤ館」に勤めていた新入社員の男性が自殺したことについて、男性の両親が、運営会社側に対して、「パワハラを認めてほしい」と損害賠償を求める訴えを起こしました。 父親や代理人の会見などによりますと京都の「タイヤ館」に勤めていた新入社員の男性は、入社後8か月で、24歳で自ら命を絶ちました。 京都南労働基準監督署は今年4月、上司からの、病院受診を促すような発言や、ほかの人の面前で大声で威圧的な発言を受けていたことはパワーハラスメントに該当し「上司から業務の目的を大きく逸脱した精神的攻撃を受けた」として労災認定しました。 勤務先はパワーハラスメントに該当する行為はなかったとしていますが、労災で死亡したとして特別遺族補償給付金を遺族に支払ったということです。 男性の両親は、「パワハラを認めて謝罪して頂きたい」として、26日、京都地裁に提訴しました。
■会見で父親「パワハラを認めて謝罪して頂きたいです」
男性社員の父親は会見で、「息子が間違ったことをすれば、常識的な指導や注意があるのは当たり前だとは思いますが、ほかの社員の前で恫喝するような言い方や、翌日の面談で『どうやって責任を取るのか』、『精神病院に行け』といった息子の人格を否定するような指導がなぜ行われたのか。」と話しました。 父親はそう述べた上で、会社側に対して「パワハラを認めて謝罪して頂きたいです」と話しました。 「タイヤ館」を運営するブリヂストンリテールジャパンは、「訴状が届いていないので、現時点でのコメントは差し控える」としています。