小学生が300年の伝統を継承 阿島獅子舞を披露【長野・喬木村】
伝統を子どもたちが守ります。300年前から伝わる獅子舞を喬木村の小学生が披露しました。 (Qこれから本番ですどんな気分?) 「たのし…いい気分です」 およそ2キロある獅子頭を巧に操りダイナミックに舞います。 胴体を中から担ぎ上げ駆け回るのが「阿島獅子」の特徴です。喬木第一小学校4年1組の児童は総合学習の中で「地域の伝統行事」について学んでいます。 阿島獅子継承会のメンバーを講師に招き、舞いや篠笛・太鼓を練習してきました。 ■小学生 「江戸時代から続いてきた伝統は難しくて、すごいものだなと思いました」 ■小学生 「150332未来に繋いでいくことがうれしい」 ■小学生 「獅子にはたくさんの願いがあることが分かりました」 阿島獅子は、室町時代から続く阿島祭りの一番の見せ場。五穀豊穣などを願い全長20メートルの担ぎ獅子がお囃子(はやし)に合わせて激しく暴れまわります。 ここ数年は担い手不足が課題で、今年は地区外からの参加も受けて実施されました。 ■阿島獅子継承会・市瀬兼寿さん 「子どもが少ない時代にこういう祭りが途切れてしまうと、地域のつながりが薄れる。4年生が地元の祭りに興味を持って、学習しながら1学期からずっとやってくれたのが一番嬉しい」 村の幸せを願う気持ちを受け継いできた伝統の祭りは、子どもたちが未来につなぎます。