東京Vの“天才”MF森田晃樹が思い描く現代型のファンタジスタとは?「ハイブリッドな選手が理想」
「将来的にはスペインでプレーしたい」
最後には今後の目標や日本代表への想いを語ってもらった。また、プライベートの過ごし方も訊くと、ルーキー時代からの変化が垣間見えた。 ――◆――◆―― まずチームとしては、J1残留を目標にしながら、できるだけ高い順位でシーズンを終えることです。個人としては、今は怪我明けなので、早くトップフォームに戻して、とにかく試合に出ること。あとは得点のところです。ある程度、その他のプレーでは手応えを掴めていて、アシストもいくつかできているので、より結果を意識したいです。数字を残さないと選手としての価値は上がっていかないかなと思います。 Jリーグで実績を積みながらにはなりますが、将来的には海外でプレーすることも視野に入れたいです。自分はバルセロナを見て育っているので、スペインでプレーできたらいいなと思っています。今の日本代表を見ても、レベルが上がってきていて、海外組の方が招集されている人数は多いですし、それを考えても挑戦したいです。 代表への気持ちはずっと持っていますが、現実的に自分を客観視した時に、これまでは実績も実力もまだまだ足りないので、その立場にないと感じていました。ただJ1に上がってきて、今後、着実にステップアップしていくなかで可能性はあると思っています。 中村敬斗選手や菅原由勢選手など同世代の選手たちも海外に行って、代表に入っているのも刺激になります。 オフの日は、極力サッカーからは離れています。基本はインドアなので、漫画やゲームは好きですが、キャンプもそうですし、服も好きなので、買い物にも行ったりします。 プロになって1年目の頃は、あえて高価なものを買って自分にプレッシャーをかけるようなことをしていましたが、今はそのマインドはありません(笑)。別の方法で自分に発破をかけられるようになっていて、家族やファン・サポーターなど周りの人たちからの言葉をモチベーションにできています。 ※このシリーズ了 取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)
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