【RIZIN】シェイドゥラエフ「1日で2人と戦いたかった。アーチュレッタは“栄養”。文田健一郎ともグラップリングで戦いたい」×アーチュレッタ「美しい試合を見せられるように」=9月29日(日)さいたま
2024年9月29日(日)『RIZIN.48』(さいたまスーパーアリーナ)のフェザー級(66.0kg)で対戦する、元RIZIN&Bellatorバンタム級王者フアン・アーチュレッタ(米国)と、MMA11勝無敗ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の両者のコメントが主催者を通じて届いた。 【写真】五輪準決勝でライバル文田に敗れたキルギスの英雄のリベンジまで口にしたシェイドゥラエフ ともにバンタム級からフェザー級に上げた者同士。アーチュレッタは、大みそかの朝倉海戦、6月のクレベル・コイケ戦での2連敗からの再起戦となる。 「やあ、みんな。9月29日の試合が発表されてとても興奮している。145ポンド(※RIZINフェザー級では66kg)でさいたまスーパーアリーナに戻るぜ。これは次期タイトル挑戦者を決める試合だと思っている。再び暴れる準備はできている。休暇もとって身体も完全に回復している。美しい試合を見せられるようにたくさん練習しているぜ。Oss」と、難敵を相手にフェザー級で再びタイトル戦線に上がると宣言する。 11連勝中のシェイドゥラエフは、2024年6月のRIZINデビュー戦で武田光司を1R リアネイキドチョークで極めて以来、3カ月ぶりの試合となる。柔道とレスリングをバックボーンに、2022年のアマチュアGAMMAでは、3日間で3試合を勝ち抜き、王座を獲得している。 RIZINデビュー戦では、グレコの猛者・武田を高々とリフトしてテイクダウンし、チョークを極めたキルギスの無敗戦士は試合後、「1Rは自分にとっては柔軟体操のようなものだった。1日2試合でもいい。もう1回、全然試合ができる」と豪語していたが、今回のRIZIN2戦目に向け、「1日で2人と戦いたいとリクエストをしましたが、今回も1回しか試合ができないらしい。次は私の要望が通ることを願っています」と、強気のコメント。 続けて「PRIDEを見ていた私からすると、その意思を受け継いだ舞台で戦えることは夢心地でした。次戦の相手は私よりも試合数が多く、今の私が成長するために必要な“栄養”になると思います」と、元バンタム級王者を自身のステップボードとして食うという。 そして「ラジャブアリのストーリーはまだ始まったばかりです。ボスのNobu(榊原信行CEO)も日本のファンも私を愛してくれると信じています。オリンピックでキルギス最強レスラーに勝利した文田健一郎選手を心より尊敬します。私も最強を倒して祖国を喜ばせたいと思います。そしていつか文田選手とグラップリングマッチを行いたいです」と、キルギスの英雄ジョラマン・シャルシェンベコフにリベンジし金メダルを獲得した文田にも、グラップリングで戦いたいとした。 フェザー級のサバイバルマッチを制するのは、アーチュレッタかシェイドゥラエフか。 ◆フアン・アーチュレッタ Juan Archuleta 出身地:アメリカ、生年月日:1987年9月13日 身長:173cm 体重:66.0kg 所属:THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA 幼少期から始めたレスリングで大学時代NJCAAオールアメリカンに輝くなど結果を残す。13年8月、MMAプロデビュー。KOTCでは四階級制覇の快挙を成し遂げた。18年3月よりBellatorにフェザー級で参戦。5連勝後の19年9月、王者パトリシオ・ピットブルに挑戦し判定で敗北。20年9月、堀口恭司が返上したバンタム級のベルトをパッチー・ミックスと争い、逆転の判定勝利で王座獲得。これが、現在もミックスの戦績における唯一の黒星となっている。21年5月、セルジオ・ペティスに敗れ王座陥落。RIZIN初参戦となる22年大晦日の対抗戦でキム・スーチョルとの激闘を制すると、23年5月には井上直樹に判定勝利を挙げてベルト挑戦への道を拓く。7月の超RIZIN.2で朝倉海の欠場により緊急参戦した扇久保博正に判定勝利を挙げ、RIZINバンタム級王座を戴冠した。海を相手に防衛戦に臨んだ大晦日、2.8kgもの体重超過で王座剥奪。試合では2R TKO負けを喫した。今年6月、階級を上げての再起戦でフェザー級元王者クレベル・コイケにヒールフックを極められ敗北。群雄割拠のフェザー級での今後の命運を占うシェイドラエフ戦で、得意のレスリングで上回り、完全復活を遂げたい。 ◆ラジャブアリ・シェイドゥラエフ Razhabali Shaidulloev 出身地:キルギス共和国 生年月日:2000年10月11日 身長:170cm 体重:66.0kg 所属:Ihlas 家族の勧めでレスリングを始める。19年、地元キルギスのBatyr BashyでプロMMAデビュー。ロシアのACA Young Eaglesで3勝後、22年11月にアマチュアルールのGAMMAに出場し4日間で3戦を勝ち上がりフェザー級王座を獲得した。23年6月より開催のROAD FC 63kgトーナメントに出場。1回戦、RIZINバンタム級で活躍するヤン・ジヨンに1Rリアネイキドチョークで勝利し日本でも注目を集める。8月の準決勝では原口央と対戦予定だったが失格(計量オーバーおよび計量への遅刻に起因)。10月には契約体重139ポンド(63.95kg)でUAE Warriorsに参戦し一本勝利。今年6月、初参戦のRIZINでグレコローマン出身の武田光司を1R早々にリフトアップしてテイクダウンすると、すかさずリアネイキドチョークを極める鮮烈フィニッシュ勝利を見せつけ、プロ戦績を11勝無敗に更新。しかもオール2R以内フィニッシュであり、チョーク系の極めで7つめの一本勝利となった(残る4つはKO/TKO)。今回もまたレスリングエリート対決となるが、バンタム級の元王者アーチュレッタに圧倒的勝利をし、一気にタイトルコンテンダーに名乗りをあげたい。
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