WBCバンタム級王者中谷潤人は28戦全勝クエジャル迎撃 2・24有明でV3戦
プロボクシングWBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)が25年2月24日に、東京・有明アリーナで同級6位ダビド・クエジャル(23=メキシコ)との3度目防衛戦に臨むと27日、発表され、都内のホテルで会見も行った。 今年10月14日、ダウン負けのなかった、当時の同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)とのV2戦で6回TKO勝ちして以来、約4カ月ぶりのリングとなる。28勝(18KO)無敗で、64%のKO率を誇る23歳の若き挑戦者を迎撃する。 25年は23年5月のWBO世界スーパーフライ級王座決定戦以来となる米国再上陸、そして日本人世界王者が独占するバンタム級での統一戦を目標に掲げている。12月上旬にはドイツ・ハンブルクで開催されたWBC総会に出席し、マウリシオ・スライマン会長や史上初めて2階級での4団体統一に成功したテレンス・クロフォード(米国)らと再会。「世界」から刺激を受け、3度目防衛戦の決定を待っていた 同興行では、WBA世界バンタム級王者堤聖也(29=角海老宝石)が同級7位比嘉大吾(29=志成)との再戦による95年組対決、WBA世界同級2位でWBOアジア・パシフィック同級王者那須川天心(26=帝拳)-元WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)戦と世界トップたちが集結し、拳を交える。「バンタム級ウォーズ興行」で、中谷が強敵を迎え撃つことになる。