最高額は誰だ! U-23日本代表、市場価値ランキング1~10位。パリ五輪を目指す日本期待の才能たち
4位:藤田譲瑠チマ 生年月日:2002年2月16日(22歳) 市場価値:80万ユーロ(約1億1200万円) 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 2023/24リーグ戦成績:22試合1得点2アシスト 東京ヴェルディの下部組織で育った藤田譲瑠チマは、2019年にトップ昇格を果たしたのち、徳島ヴォルティスで経験を積み、2022シーズンからは横浜F・マリノスでプレーした。J1のトップクラブで活躍すると、2023年夏にヨーロッパへ飛び出し、ベルギーのシント=トロイデンに加入している。 21歳で飛び込んだベルギーリーグでは移籍当初ベンチを温めていたものの、昨年末のスタンダール・リエージュ戦で久々に先発起用されると、移籍後初ゴールを挙げてインパクトを残し、その後はほとんどの試合でスターティングメンバーに名を連ねている。 豊富な運動量でピッチの広域をカバーする藤田は、攻撃の起点になり、守備時には鋭いタックルで相手の攻撃の芽を摘むことができる。先月25日に行われたU-23ウクライナ代表とのテストマッチでは、キャプテンとしてフル出場し、アンカーに求められたあらゆるタスクを完遂してリズムをもたらしていた。 市場価値はシント=トロイデン加入後にわずかな減少があったものの、最後のアップデートは昨年12月のことであり、レギュラーに定着したいまは、もっと価値を高めているとみていいだろう。
3位:松木玖生 生年月日:2003年4月30日(20歳) 市場価値:100万ユーロ(約1億4000万円) 所属クラブ:FC東京 2024リーグ戦成績:7試合1得点3アシスト U-23日本代表の有力選手である松木玖生は、市場価値は100万ユーロ(約1億4000万円)に達しているが、今回のメンバーで年齢が下から3番目の若さだ。 名門・青森山田高校で1年生のときから全国高校サッカー選手権大会に出場していた松木は、2022年にFC東京でプロ入りしたあとも順調に進化を続けており、2023年にはU-20ワールドカップに出場した。クラブでもコンスタントにプレーしており、FC東京でますます存在感を強めている。 松木は今季、FC東京のキャプテンの1人となっており、J1第7節まで全ての試合に出場した。特に4月に入ってからは大きなインパクトを残しており、浦和レッズ戦で見事な左足のボレーシュートを決めて今季初ゴールを記録すると、続く鹿島アントラーズ戦では2アシストと結果を残している。 高い技術と強烈なフィジカルを併せ持つ松木は、Jリーグの若手MFの中でも屈指のポテンシャルを持っていると言えるだろう。まだまだ市場価値を高めていくことが期待される大器だ。