リヴァプール就任に近づくスロット(C)Getty Images

フェイエノールトのアルネ・スロット監督は、今夏にリヴァプールの指揮官に就任することを認めた。 2015年10月から9シーズンにわたってリヴァプールの指揮官を務め、チャンピオンズリーグ制覇やプレミアリーグ優勝に導いたユルゲン・クロップ監督。しかし、同指揮官は1月に今シーズン終了後に現職から退任することを発表した。 世界的な名将の後任として誰がイングランドの名門リヴァプールの新指揮官に就任するかには大きな注目が集まってきた。元所属選手でレヴァークーゼンをブンデスリーガ優勝に導いたシャビ・アロンソ監督などの名前が浮上していたが、新指揮官探しは難航した。 それでも、4月には最有力候補としてスロット監督の名前が浮上。リヴァプールとフェイエノールトの交渉は順調に進み、同指揮官自身もイングランド行きを希望する発言を残すなど、就任に近づくことが予想されてきた。 そして17日、19日に行われるエールディヴィジ最終節エクセルシオール戦を前にしたプレスカンファレンスで、スロット監督は「私は来シーズンからリヴァプールの監督になることを発表する」と公言した。 さらに「私の最後の試合に向けて準備するために、今までこのことについては考えていなかった。しかし、そう考え始める時間がやって来た。私は個人的にみんなに対して握手だけではなく、別れを言いたかったし、時間を掛けたかったから、プレスカンファレンスに少し遅刻した。みんなが私が出ていくのを残念だと思ってくれることはとても良いことだと思う」とも続けている。 なお、リヴァプールは現段階でスロット監督就任の正式発表には至っていない。