最高額は誰だ! U-23日本代表、市場価値ランキング1~10位。パリ五輪を目指す日本期待の才能たち
6位:藤尾翔太 生年月日:2001年5月2日(22歳) 市場価値:75万ユーロ(約1億500万円) 所属クラブ:FC町田ゼルビア 2024リーグ戦成績:7試合3得点1アシスト 藤尾翔太は、セレッソ大阪の下部組織で育ち、2020年にトップ昇格を果たした。その後、分厚い選手層に阻まれて出場機会は少なく、期限付き移籍でJ2のクラブを渡り歩いていたが、昨年期限付き移籍でFC町田ゼルビアに加入して評価を高めている。 町田ではシーズン序盤にベンチスタートが多かったが、終盤戦はほとんどの試合で先発起用され、J2で8得点2アシストの成績を残し、クラブのJ1昇格に貢献した。完全移籍となった今季は、第7節まで全試合に先発出場しており、3得点1アシストを記録している。 先月のU-23マリ代表戦では、得点に関与していないが、それでも印象的な活躍をしていた。フィジカルの強さを活かしたボールキープに加えて、相手との駆け引きを楽しんでいるかのような落ち着きもあり、攻撃のアクセントとなっていた。また、右ウイングにポジションを移しても質の高いプレーをしており、監督に複数の選択肢を与えられるアタッカーだ。 藤尾の市場価値は、昨年6月に60万ユーロ(約8400万円)だったが、2023シーズンの活躍を受けて75万ユーロ(約1億500万円)となっている。J1でも戦えることを証明したいま、さらなる上昇があっても不思議ではない。
5位:小久保玲央ブライアン 生年月日:2001年1月23日(23歳) 市場価値:75万ユーロ(約1億500万円) 所属クラブ:ベンフィカ(ポルトガル) 2023/24リーグ戦成績:なし 小久保玲央ブライアンは、柏レイソルの下部組織で育ち、高校卒業後に18歳でポルトガルのベンフィカの下部組織に加入した。名門の育成で鍛えられて、現在はトップチームの試合に招集されるまでになっている。 各世代別代表を経験してきた小久保だが、同世代の選手たちがプロの舞台で活躍を始める中、依然としてトップチームでは出番がない。そのため、しばらく代表からも遠ざかっていたが、先月のU-23ウクライナ代表戦では、セービングの安定感やハイボールの処理という守備の部分に加えて、バックパスの扱いという攻撃面のタスクも冷静にこなした。。試合勘が鈍っているであろう状況でこのパフォーマンスができるのであれば、期待は高まるばかりだ。 身長193cmと大柄で身体能力の抜群の小久保は、現在の市場価値が75万ユーロ(約1億500万円)だ。「ヨーロッパの主要クラブに在籍しているから」という理由だけではないことを示したと言えるかもしれない。コンスタントに出場するようになれば、もっと価値を高めていく可能性も十分にありそうだ。