5連続KO勝ち中のリュウ・ツァーに挑戦のサッタリ「僕のパンチが当たれば幻想から現実に引き戻す自信はある」【K-1】
「K-1 WORLD MAX 2024」(9月29日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の第1弾カード発表会見が7月24日、都内で開催された。 K-1 WORLD GPクルーザー級王者のリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)にマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA)が挑戦するタイトル戦が発表された。 ツァーは昨年9月に行われた「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」を3連続KO勝ちで制すと、12月には谷川聖哉にもKO勝ちを収め、今年3月にはK-1 WORLD GPクルーザー級王者のシナ・カリミアンに挑戦。計4度のダウンを奪う圧勝で王座を獲得した。 サッタリはKrushクルーザー級王者でありながら、2022年4月「K’FESTA.5」で行われたK-1無差別級トーナメントに参戦。出場8選手のなかで最軽量(82.5kg)ながら優勝を果たした。昨年9月のツァーが優勝したトーナメントでは1回戦でクラウディオ・イストラテに敗戦。今回はそれ以来の試合となる。
サッタリはツァーがカリミアンを破った際にリングに上がり、7月大会でのタイトル挑戦をアピールしていた。会見ではK-1運営の宮田充Krushプロデューサーが「7月にこのタイトル戦を計画していたが、実現できなかった。ツァー選手は12月14日に代々木で行われる無差別級トーナメントへの出場が確定。その3カ月前に防衛戦はどうかと打診したところスタンバイしてくれた」とタイトル戦実現の経緯を説明した。 サッタリは「すごく待ったが決まって良かった。リュウ選手はオファーを受けてくれてありがとうございます。この試合のために今すごく頑張っている。フィジカルとメンタルはいい感じ。リュウ選手はいい選手だが、私は自信を持って自分がもっといい選手だと信じている。9月はいい試合をしたい」と挨拶。 ツァーは現在5連続KO中なのだが、その強さについては「キックもパンチも強い。テクニックもある」と評価しつつも「でも自分自身はテクニックも持っているし、ボクシングも力も強い」と語った。 そしてファンの中に大きいツァー幻想については「皆さんが幻想を抱いているのは僕も承知している。ただ、幻想はあくまで幻想。もし僕のパンチが当たれば幻想から現実に引き戻す自信はある」と勝利への自信を見せた。