ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(全文1)22日現在で被害額6000万円
9月22日現在で約380件、金額6000万円
次に、ゆうちょ銀行口座登録時の2要素認証の導入、裏のほうのページに行っていただきますが、裏面でございますけども、現在10の決済事業者さまと新規の口座登録やチャージのサービス等を停止させていただいておりますけども、この10事業者、全て2要素認証の導入を完了いたしております。 その次、3番目、即時振替サービスにおきます被害の申し出の状況、被害をお申し出いただいている、当行に対してお申し出いただいている状況の概要をご報告申し上げます。被害を申告いただいております状況につきましては、すでに公表済みのものも含めまして、9月22日現在で約380件、金額にいたしまして6000万円となってございます。これは当行が受け付けをさせていただいております、お客さまのお申し出を過去の分も含めまして、全て取りまとめた件数でございまして、全体感を把握するためにお示しをしているものでございます。380件です。 今後、このお申し出につきまして、決済事業者さまと連携をして精査を行い、被害状況を確認の上、被害に遭われたお客さまに対する補償を、10月中をめどに進めてまいりたいというふうに考えてございます。これがまず1点目のご報告内容でございます。 次に2点目、2枚目の資料をご覧いただきたいと存じますが、mijica会員間の不正送金、昨日、この資料の後ろにも付けてございますけども、公表させていただきましたmijica会員間の不正送金の問題でございます。まず私どもとして、補償のところにつきましては、この2のところでございますけども、被害に遭われた全てのお客さまに対する補償を9月中、今月中に行ってまいりたいと考えてございます。
mijicaの会員間送金は昨日スクリーニング実施
併せまして、昨日発表いたしましたときにも調査中という具合に回答したと承知をしておりますけども、このたびの事案を受けまして、mijicaの会員間の送金は、ここにありますように、2018年の1月から実施をしてございます。これらの全送金を対象いたしまして、今般の不正送金に見られる特徴を踏まえたスクリーニングを昨日やってございます。スクリーニングの条件はそこにあります、マル1からマル3の条件でございまして、1カ月以内に2件以内の送金を受けた受取人に対して送金をされてるお客さま、それで送金の前に利用通知メール、これ利用のたびにmijicaの場合は原則として利用者にメールがいきますので、そこをあらかじめ宛先を変えてるということがございますので、そういうことが行われている口座、かつそういうことが行われて短時間のうちに送金をされてるお客さまということをスクリーニング条件といたしました。 昨日のスクリーニングの結果ではそこにありますように、該当するお客さまはいらっしゃらなかったということでございます。ただ、ここにありますように、(3)にありますように、追加的な対応といたしまして、mijica会員全員の皆さま、約20万と承知をしておりますけれども、この方々に対する注意喚起、それから上記のスクリーニングのマル2までに該当するお客さまにつきましては個別に連絡をして確認をさせていただこうというふうに思ってるところでございます。 いずれにいたしましても、被害に遭われたお客さまに対しましては、9月中をめどに補償を完了させたいと考えているところでございます。 次に私がご報告申し上げます最後の案件でございます。口座開設時の本人確認手続きの厳格化についてでございます。これは、先週私ここで会見をさせていただきましたときにも一部ご質問を頂戴いたしましたけども、先週SBI証券さまのほうが自社のウェブサイトに不正アクセスがありうんぬんということで不正利用があったということでございます。その関係で、そこに書いてあります※のところでございますけれども、本人確認資料を偽造して不正に開設した当行口座5口座に出金したということが公表されてございます。