錦織圭、5度目の五輪は初戦敗退。世界26位にストレートで敗れる[パリ五輪]【テニス】
錦織圭、2008年北京五輪以来の初戦敗退
現地7月28日、「パリ五輪」男子シングルス1回戦が行われ、5大会連続出場となった元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ/世界ランク435位)は、ジャック・ドレイパー(イギリス/同26位)を1-6、4-6で敗れ、2回戦進出とはならなかった。 【画像】錦織圭、大坂なおみら日本人計6名が出場!「パリ五輪」各種目組み合わせ 34歳の錦織は、今年3月にツアー復帰を果たしたものの再び休養。全仏オープンでコートに戻ってくると、997日ぶりにグランドスラムで白星を挙げ、7月のウィンブルドンでは1回戦で敗れた。 今回は、怪我の長期離脱によるプロテクトランキングを利用して出場権を獲得。2008年の北京五輪からロンドン、銅メダルを獲得したリオデジャネイロ、東京に続いて5大会連続出場となった。 男子シングルス1回戦の相手となる22歳のドレイパーは、今年6月に芝コートで行われたATP250シュツットガルトでツアー初優勝を果たすなど、自己最高ランキングの26位を記録。両者は初対戦である。 試合は、第1セット第4ゲームでドレイパーのショットがライン際を捉えてピンチを迎えると、続くポイントで錦織のドロップショットが甘くなり、先にブレークを許す。テンポの速いテニスを展開するドレイパーに対し、錦織はミスヒットが多く、ラリー戦に持ち込むことができない。チャンスを握れないまま試合が進み、第6ゲームも落として1-6で第1セットを落とした。 挽回したい錦織は、第2セット第1ゲームをラブゲームでスタート。ドレイパーを左右に動かし、ペースを握ろうとする。第6ゲームでは、この試合最初のチャンスが訪れたが、ドレイパーのビッグサーブに阻まれ、4度のブレークポイントを生かしきれない。このチャンスを逃した錦織は、第7ゲームで痛恨のリードを許してそのまま4-6。5度目の五輪は初戦敗退となった。 なお、錦織はシングルスに加えて、男子ダブルスにダニエル太郎(エイブル)と、混合ダブルスに柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)と組んでエントリー。男子ダブルス1回戦は28日に予定されている。 錦織を下したドレイパーは、2回戦で第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同11位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部