【新潟記念】シンリョクカ 仕切り直しの一戦 前走キ甲を骨折も不幸中の幸い 竹内師「順調に乗り込めています」
「新潟記念・G3」(9月1日、新潟) 復活への第一歩だ。シンリョクカは前走の福島牝馬Sの3角付近で転倒して落馬。キ甲を骨折した。不幸中の幸いで、骨折は軽傷。4カ月の休養を挟んだものの、竹内師は「放牧先でも早い時期から乗り出せました。その後は順調に乗り込めています。落馬の精神的な影響は見られませんね」と胸をなでおろした。 仕切り直しの一戦に向け、1週前はビシッと追われた。美浦Wでズットマツモト(2歳未勝利)、フイノマジワリ(3歳1勝クラス)を大きく追走。直線は一杯に追われて、6F82秒5-36秒7-11秒8と力強く伸びて最先着を決めた。 帰厩後は普段の生活からおとなしく、落ち着きがある。竹内師は「成長なのか、ボケているのか。つかみかねています」とした上で、「動きはひと追いごとに良くなっています。今週追えば態勢が整うはず」と仕上がりに手応えを見せる。 新潟は初めてだが、左回りの2000メートルは文句のない舞台。同師は「飛ばす馬がいますし、超スローの上がり勝負にはならないはず。好位からこの馬のリズムで行ければ」と期待を寄せる。春を棒に振った無念を、夏の越後決戦にぶつける。