三冠牝馬アパパネの仔 ホープフルSでGIタイトルを獲得しクラシック候補に名乗りを上げるか
名牝アパパネの7番仔となるアマキヒ(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で無敗戴冠を狙う。 【写真】アマキヒこれまでの軌跡 アマキヒは父ブラックタイド、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は史上3頭目の三冠牝馬。09年の阪神JF、10年の桜花賞、オークス、秋華賞、11年のヴィクトリアマイルとGIを5勝した。また、半姉のアカイトリノムスメは21年の秋華賞馬。半兄のジナンボーとラインベックもオープンまで出世している。馬名の由来は「ハワイに生息する鳥名」となっている。 10月東京の新馬(芝2000m)でデビュー。スローペースの逃げから直線で加速すると、追ってきたロジャリーマインをアタマ差抑えてフィニッシュ。単勝2.4倍の1番人気に応え、ジナンボー、ラインベック、バードウォッチャーに続く、きょうだい4頭目の新馬勝ちを果たした。今回は2戦目でのGI挑戦、さらには初の中山、控える形になった場合に対応できるかなど、課題が山積みだ。それでも鞍上にC.ルメール騎手を確保した点に、陣営の期待が伝わってくる。 母と姉に続くGI勝ちを果たし、クラシックに飛躍できるか。今後を占う一戦となることは間違いない。