「アオザイ姿でグラスに焼酎を注いで…」違法接待で摘発されたベトナムガールズバー「QUEEN」…潜入取材で見えてきた、4億4千万円を荒稼ぎした「驚きの手口」
ベトナムの民族衣装「アオザイ」を身にまとった若い女性たちが、繁華街に立ち並んでガールズバーの呼び込みをしているーー。これは台東区と文京区の境目にある「湯島エリア」で、もはや日常となりつつある光景だ。 【マンガ】追いつめられた女性が「メンズエステ」の世界で味わった「壮絶体験」 そんな中、警視庁保安課は10月21日、店内で違法な接待をしたとしてベトナムガールズバー『QUEEN』の経営者、ズオン・ティ・ミン・ホン容疑者(28歳)のほか、系列5店舗の女性キャスト合わせて16人を風営法違反の疑いで逮捕したと発表した。同店は「ベトナムガールズバー発祥の店」として知られており、6年間でおよそ4億4千万円を売り上げていたという。
「過去に行政指導を6回も受けていた」
逮捕された17人は、東京・湯島エリアのほか、神田や六本木、錦糸町などの系列5店舗において、今年9月から10月の2回にわたり、風俗営業の許可を得ずに客に同席して談笑するなどの接待をしたとしている。さらに店内にはボードゲームやカラオケも用意されており、アオザイ姿で指名料を受け取り、客と一緒にゲームするなどの接待も行なっていた。 同店は2020年ごろ、湯島エリアに第1号店をオープンして以降、長年にわたりこのような”違法営業”を繰り返してきたというが、なぜこのタイミングでの摘発に至ったのか。 「警察は以前から、彼女たちがこうした行為を繰り返していたことは把握しており、過去にも接待行為に関する行政指導を合計6回も受けていました。ところが状況は一向に改善されないため、今回摘発に動いたのでしょう。警察の調べに対して、経営者のズオン容疑者を含めた10人は『接待が違法になることは知っていた』などと容疑を認めていますが、残りの7人は『接待はしていない』と否認しています。 逮捕された従業員のほとんどはベトナムからの留学生で、ズオン容疑者はSNSを通じて彼女たちを雇用していましたが、なかには不法滞在の可能性がある者もおり、慎重に捜査を進めています」(全国紙社会部記者)
【関連記事】
- 【つづきを読む】「違法接待」で逮捕された28歳美人経営者”ズンちゃん”が「ベトナムガールズバーの女王」に成り上がるまで…「コロナを無視して営業」「素朴アピールで中年男性を虜に」
- 「俺ら練馬喧嘩會だけど、タイマン張れよ」…少年を金属バットで殴って逮捕された「暴走族」のヤバすぎる「悪行」
- 「練馬喧嘩會」のバックにつく「大人の正体」…原付を「ニケツ」で蛇行運転、「ポリ鬼」に明け暮れた不良少年の日々
- 浜松のリアル万引き家族「ドンキで100点盗んで逮捕」…一家の主が18歳上の嫁と共謀した「ヤバすぎる犯罪劇」
- 「ワーホリを甘く見た」日本の若者たち、その悲惨すぎる末路…オーストラリアに殺到も「ホームレス向けの食料配布に長蛇の列」「仕方なく現地のキャバクラで働く人も」