台湾の26歳、ケビン・ユ（写真：Getty Images）

　米男子ツアーのフェデックスカップ・フォール（秋シリーズ）は前週のザ・RSMクラシックで全日程が終了。台湾の26歳、ケビン・ユがポイントランク58位に入り、来季のシグネチャーイベント（昇格大会）2試合の出場権を手にした。 　8試合で構成される秋シリーズは主にプレーオフシリーズ初戦終了時点のポイントランク51位以下の選手が来季の出場資格順位を争うもの。ザ・RSMクラシック終了時点の51位から60位までの選手にAT＆Tペブルビーチ・プロアマ（1月30日～）とザ・ジェネシス招待（2月13日～）の出場権が付与される。 　ポイントランク89位で秋シリーズに入ったユは第2戦のサンダーソン・ファームズ選手権でツアー初優勝を達成し、60位にジャンプアップ。そこから2度の予選落ちもあって61位と再び圏外に降格するも、最終戦のザ・RSMクラシックで11位タイに食い込み、土壇場で3ランクアップの58位に滑り込んだ。 　サンダーソン・ファームズ選手権の優勝で手にした昇格大会初戦ザ・セントリー（1月2日～）の出場権に加え、ペブルビーチ・プロアマとジェネシス招待でもプレーできることとなったユは、「楽しみ。スケジュールが決まって良かった。どこに行けばいいのか、どこを外せばいいのかが分かる。それが決まっただけでも素晴らしいね。この2つの大会は大好きだし」と喜びを語っている。 　なお、ユの浮上に伴い、ザ・RSMクラシックに出場しなかったジャスティン・ローズ（英）が60位から62位とボーダーラインから弾き出される格好となった。