「やったー!婚活アプリで医者の男をゲット!」 29歳会社員、念願の「医師との婚約」が成立! ところが...1本の電話で事態は急変。「婚活アプリ」に潜む想定外のトラブルとは
結婚願望が強くても、職場や生活環境において異性との出会いが少ない人たちにとっては、「婚活アプリ」は素晴らしいツールになりつつある。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、昨今のマッチングアプリでの出会いについてこう話す。 「『婚活アプリ』は少し前までは警戒されることも多かったのですが、最近は、交際に発展し結婚に至るカップルが身近でも増えてきました。お見合いだと親族や知人の紹介ということもあり、気軽に断りづらいと言う方も多いです。 その点、アプリだと自分の希望する相手の条件を入力したり、また検索機能を使って異性に会う前に趣味嗜好を確認することができるのがメリットですね。そして、気軽に断りやすい点も人気のひとつです。 ただ、そういったお互いの『条件入力では見えない』ことも多いため、アプリの機能に依存し過ぎることなく、自身の目や感覚、経験値で相手を知ることも忘れてはいけないですね」 今回、お話を伺ったのは、会社員の29歳、近藤れなさん(仮名)。 近藤さんは昔から「結婚するなら絶対に医者!」と心に決めていた。 「救急現場とかで働くお医者さんの姿を見て、とてもかっこいいなって。医者だったら年収も高いですし、奥さんとしてステータスにもなるじゃないですか。だから、結婚するなら、絶対に医者がいい!って決めていました」
しかし、会社員の近藤さんが医療現場で働く医師と出会うことは容易ではない。 「看護師の友達も数人いたんですが、私がしつこく医者を紹介してくれって言い続けていたものだから、距離を置かれてしまって...。 結婚相談所にも登録してみたんですが、マッチングするのはもれなく40代以上のおじさんばかりで。そこで、消去法で利用し始めたのが、『婚活アプリ』でした」
「婚活アプリ」を使い始めてしばらくは、理想の医師に出会えなかった近藤さん。 「医者です!って言うから会ってみたものの、職場を聞いたら動物病院だったり、歯医者さんだったり。 確かに医者であることに間違いは無いんですけれど、やっぱり付き合うなら、歯医者さんじゃなくて、手術をしたり、救急でバリバリ働いているお医者さんが良かったんです」 そんな中、やっとマッチングできたのが30代前半の医師、村本良彦さん(仮名)だった。 「プロフィールの『30代、医師』というワードを見つけた瞬間、すぐに私の方からアプローチしました!このチャンスを逃しちゃいけない!と思って」 ライバルが多いと思いきや、そんなことはなく、意外にもスムーズにデートへ漕ぎ着けることができ、自分はラッキーだと思ったそうだ。 「その時はもう、本当に有頂天でした。だって、希望通りの医者とマッチングできたので!2回目のデートの最中、『今は病院で働いているけれど、ゆくゆくは親がやっているクリニックを継ぐ予定だ』って言われて...もう願ったり叶ったりですよ!」 医師との結婚願望が強い近藤れなさん(仮名/29歳)。「婚活アプリ」というシステムのもと、突如現れた「白馬に乗った王子様」ではなく、「医師」。 順調にデートを重ねていき、無事、婚約した。結婚準備を進めている最中、幸せの絶頂期いた近藤さんがかかってきた「一本の電話」で地獄に落とされることになる。 後編では、信頼しきっていた「婚活アプリ」の盲点のよる急変した事態について紹介していく。 PHOTO:Getty Images 取材/文 山村真子
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