【陸上】青学大・鶴川正也が27分43秒33でトップ! ラストの直線で逆転「絶対に勝ちきろうと思った」/MARCH対抗戦
◇MARCH対抗戦2024(11月23日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2024が行われ、最終の4組で青学大の鶴川正也(4年)が27分43秒33の青学大記録でトップとなった。 MARCH対抗戦2024 全成績をチェック! 各校のエースが集った4組はペースメーカーが牽引する縦長の集団となり、5000mを14分01秒で通過した。直後にペースメーカーが外れると、青学大の黒田朝日(3年)が集団を引っ張るかたちとなった。 集団の中で冷静にレースを進めていた鶴川は「最後までずっと引っ張ってくれていたので、最後は絶対に勝ちきろうと思って走りました」。残り650mで中大の本間颯(2年)と吉居駿恭(3年)が前に出たが、冷静に対応する。残り200mで吉居との一騎打ちとなり、最後の直線で持ち味のラストスパートで突き放した。 2年時のMARCH対抗戦以来の10000mで、当時は29分30秒48を要した。「去年は疲労骨折に苦しんでいた時期で、出場すらできませんでした。タイムも良かったので喜びが爆発してしまいました」と笑顔で語る。 昨年までは度重なるケガに泣かされ、箱根駅伝は未出場。今年は6月の日本選手権5000mで4位に入るなどトラックシーズンから成績を残すと、出雲駅伝と全日本大学駅伝でもそれぞれ区間賞を獲得した。今季は同じレースで学生には負けていない。 最初で最後の箱根駅伝に懸ける思いは強い。「走る区間で区間賞は当たり前ですので、2位に1分の差をつける走りをします。最後は大手町で笑って終わりたいです」。フレッシュグリーンのスピードスターが、満を持して箱根路へ乗り込む。 このほか、吉居が27分44秒48の中大記録で2位、本間が27分46秒60で3位。4位は黒田朝、5位は青学大の若林宏樹でここまでが27分台でフィニッシュしている。
月陸編集部