【動画解説】年末寒波 交通機関に影響のおそれ 3メートル超 12月1位の積雪記録
ウェザーマップ
強い寒気の影響で12月としては記録的な積雪となっています。青森の酸ケ湯では3メートルの超える雪が積もり、12月の観測史上1位となりました。この先、いったん寒気は弱まり積雪の多い地域でも雨が降りそうです。なだれや落雪に注意してください。そして年末は寒波が襲来して交通機関に影響が出るおそれがあります。
日本付近に強い寒気が流れ込み、積雪が増加しています。青森の酸ケ湯で12月に積雪が3メートルを超えるのは観測史上初めてです。その他、山陰や北陸、関東甲信、東北、北海道の各地で平年の2倍以上の雪が積もっています。
日本海側の雪や雨は次第におさまり、25日クリスマスの日中は広い範囲で穏やかな天気となります。ただ、25日の夜から26日にかけて低気圧や前線が近づき北陸から北日本は天気が下り坂となります。このとき降り出しが雨になるので、積雪の多い地域はなだれや落雪のリスクが高まりそうです。そして27日からは再び強い寒気が流れ込み、日本海側は大雪やふぶきとなる見込みです。
強い寒気の影響は3日程度続き27日(金)~29日(日)ごろは寒波襲来となりそうです。年末で帰省など移動の多い時期になります。交通機関の乱れ、車の立ち往生、ホワイトアウトなどに注意してください。 (気象予報士・佐藤圭一)