斎藤知事「百条委」公用PCに「クーデター」「前知事の名前」「側近左遷」「マスコミ怪文書」の記載、反斎藤派人事案も 片山前副知事「ある意味クーデター」と証言
兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書問題を審議する県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)が25日に行われた。 【写真】百条委で本を手に熱弁する片山前副知事 気になるタイトル 斎藤氏への最終尋問に先立って、疑惑告発があった当時に調査を行った片山安孝前副知事が出席した。 増山誠県議(維新)は、告発側の「公用パソコン」について、関係者との会話などが日記のような形式で記されており、井戸敏三前知事の名前や発言、県幹部が飲み会で人事情報をみなに教えるような記載もあったと指摘した。 また自身の携帯電話から自分あてに送ったメモとされる文書があり、「片山ほか3名の左遷」「怪文書をあちこちにばらまいてみる。そのあとでマスコミにまく」「マスコミには写しを同封し、知事に見たことがあるか事実か確認させる」「クーデターを起こす方法はあるのか、メンバーはそろっている、担ぎ上げるリーダーは?」との記載があるとした。 また「詳細な人事案40ページあまり」があり、「人事案は反斎藤派の職員で知事の周りの主要ポストをを固めるような」内容だと指摘し「公用パソコンを調査することで文書作成の目的や動機が明らかになると思う」と述べた。 片山氏は「彼はメモをきちんとやる人間でしたので、いまお話になったことは事実だと思います」と述べた。 メモ書きについて「単なる文言の羅列ではなく、それに基づいて行動してたのが分かるのではないか」「主要ポストに反斎藤的な職員を配置して知事の改革を進めさせないというのはある意味、クーデターと解釈しても良いのではないかと思っている」と語った。