宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見(全文2)3府県で一番警戒が必要なのは大阪
京阪神で連携する意義は?
読売新聞:読売新聞の【オオタ 00:25:08】です。休業要請解除の対象施設に関してなんですけども、一部異なるところはあるんですが、京都、兵庫で、ほぼ足並みがそろう形になりました。その受け止めと、これまでも足並みをそろえてきましたけども、あたらめて京阪神で連携することの意義について一言お願いします。 吉村:京都、それから兵庫、大阪、京阪神は経済圏域が一緒です。例えば大阪駅で言うと200万人の方が毎日、乗降客の方がいらっしゃいますが、多くは、京都あるいは兵庫からいらっしゃる方もたくさんおられます。何十万単位でやっぱり移動が毎日あるわけです。なので、この感染症は兵庫の線とか京都の線とか関係ありませんので、その兵庫の線とか京都の線とか、それぞれの知事とか、僕ら人間が勝手に作ってるだけで、ウイルスはそれと関係なく、人の動きに応じて移動していきますから。ですので人の動きという意味で見れば、やっぱり京阪神は1つの、ウイルス対策としては見るべき経済圏域だろうというふうに思ってます。 そういう思いがありましたんで、この間、休業要請の対象範囲だとか中身についてはできるだけ一致させるようにということで調整をかけてきました。本日もほぼほぼ一致してるというふうに思います。例えば京都だったら、大学でクラスターが発生したので大学だけは追加するだとか、そういったいろんな判断はあろうかと思いますが、細かな部分を見れば少し、ほんのちょっと違うところはありますが、ほぼ同じものができたと、対策として共通のものができたというふうに思ってます。そうすることが感染症対策の効果としても、より大きな効果が発揮できると思います。全然違うことをやってたら、大阪では店が開いてるけどこっち側では店が閉まってるよね、じゃあこっち側に人がたくさん来ようと。そうなってくるといろいろ、対策としても適切ではないので、共通の対策を取れたことっていうのは非常に大きな効果が発揮できてると思ってます。