【香港ヴァーズ みどころ】世代屈指のポテンシャルの持ち主・桜花賞馬ステレンボッシュ、古豪プラダリアが参戦!
今年も香港が熱く燃える日がやってくる――世界中のホースマンたちの目がシャティン競馬場に向けられる日が。競馬界の冬の風物詩である、香港国際競走の開催が間もなくに迫っている。 【ガチ予想】2歳牝馬チャンピオン決定戦「阪神JF」をガチ予想!キャプテン渡辺の自腹で目指せ100万円! メインである香港カップを筆頭に、スピードキングを決める香港スプリント、世界最強マイラーが決まる香港マイル。 そして、クラシックディスタンスの王者を争う香港ヴァーズというそれぞれの距離での国際GⅠ4戦には例年、世界各国からトップホースが参戦することでも知られ、日本からも今年は総勢9頭が参戦する。
日本時間10日の15時10分に発走を予定している香港ヴァーズから。 昨年は日本馬による3連覇はならなかったが、それでもゼッフィーロが2着に入るなど得意としている条件なのは変わらない。
2400mという距離に対応することが求められるが、今年は2頭がチャレンジ。その中でも注目を集めているのが桜花賞馬ステレンボッシュの参戦だ。 デビュー前から「世代屈指のポテンシャルの持ち主」と評された彼女は、スタートから前に付けて流れに乗り、直線早めに抜け出すというソツのないレース運びで3戦2勝という成績を残して阪神JFへ。 ここではアスコリピチェーノに屈したが、上がりはメンバー最速となる33秒5というキレのある末脚で存在感を見せた。 そして迎えた今年の3歳緒戦の桜花賞では出遅れながらもライバルたちよりもいち早くスパートをかけるという意欲的なレースを見せてアスコリピチェーノにリベンジを果たして桜の女王へと輝いた。 牝馬二冠を目指して挑んだオークスでは内から伸びるもチェルヴィニアの伸び脚に屈して2着に敗れたが、この時はレース中に落鉄するアクシデントがあった。 秋緒戦の秋華賞でもチェルヴィニアに屈して3着に終わったが、その実力は世代でもトップレベルなことは明らか。 鞍上に桜花賞を制した時のパートナーであるジョアン・モレイラを迎えて臨むここは本来の力を見せてくれるだろう。