非常用電源で容疑者取り調べ? 検察や法務局の入る地方法務総合庁舎で停電…証明書発行に支障、復旧の見通したたず
新潟地検や新潟地方法務局が入居する新潟地方法務総合庁舎(新潟市中央区西大畑町)で11月12日、停電が発生し、登記事項証明書などが発行できない状態となった。同日午後5時現在、復旧しておらず、復旧の見通しも立っていない。 来庁者に停電を知らせるホワイトボード この日、庁舎内は非常用の照明がともり、薄暗い状態。一般来庁者も多い法務局は、入り口に証明書発行ができないことを知らせる張り紙を掲示し、職員が「急ぎの場合は県内の支局で手続きを」と説明に追われた。 新潟地検によると、12日は非常用電源を使い、容疑者の取り調べや起訴状の印刷など事件処理業務に支障はなかったという。この日は新潟地裁で殺人事件に関する裁判員裁判の論告求刑公判があり、報道関係者向けの検察側資料の配布が予定より遅れる影響があった。
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