トゥルイスト・パークで行われる予定だった2試合が延期となった（MLB Advanced Media）

　ナ・リーグのワイルドカード争いは、大半の球団のレギュラーシーズンが終了しても決着しない可能性が出てきた。悪天候の予報が出ていたため、MLBは日本時間9月26日と27日にアトランタのトゥルイスト・パークで行われる予定だったメッツ対ブレーブスの試合を延期することを決定。レギュラーシーズン最終日の翌日、日本時間10月1日にダブルヘッダーが行われることになった。なお、レギュラーシーズン最終日までにプレーオフ進出チームが確定した場合、コミッショナーの判断によってダブルヘッダー2試合が開催キャンセルになる可能性もある。 【動画】ブレーブスが勝利を収めた初戦の試合ハイライト 　ナ・リーグのワイルドカード争いは現在、メッツ、ダイヤモンドバックス、ブレーブスの3チームが残り2枠を争っている状況だ。メッツを0.5ゲーム差でダイヤモンドバックスが追い、そこから0.5ゲーム差の位置にブレーブスがいる。よって、メッツとブレーブスは1ゲーム差となっている。ダイヤモンドバックスは現在、ジャイアンツとの3連戦を戦っており、最後はパドレスとの3連戦。メッツはブリュワーズ、ブレーブスはロイヤルズとの3連戦を残している。 　順位的にはメッツがリードしている状況だが、直接対決の成績ではダイヤモンドバックスに5勝2敗、メッツに6勝5敗と勝ち越しているブレーブスが優勢だ。メッツはダイヤモンドバックスに4勝3敗で勝ち越しているため、もし3チームが並んだ場合はブレーブスとメッツがプレーオフに進むことになる。なお、メッツはきょうの試合で正遊撃手フランシスコ・リンドーアが9試合ぶりにスタメン復帰する予定だった。背中や腰に不安を抱えるリンドーアに回復のための時間をより多く与えられる点は、メッツにとって朗報と言えるかもしれない。