「ものを捨てられない人」が活用法を見つけるコツ3選。日頃の悩みとセットで考える
紙袋アレンジで「ゴミのちょい置き」問題を解決
不要品が「散らかりやすい場所」の片づけに役立つケースも。家の中で散らかりやすい場所にはいくつか特徴がありますが、そのひとつが「近くにゴミ箱がないこと」。ついゴミをちょい置きしてしまうので、なかなか片づかないのです。 そういった散らかりやすい場所に、大きめの紙袋を数回内側に折り込んでつくった簡単なゴミ箱を設置します。折り込むことで強度が出るし、汚れたら捨てやすいのもうれしいポイントです。 わが家では寝室のほか、買ったものを開封するリビングの一角や、分別するべきゴミの置き場所がない2階の洗面所などで使用しています。 ゴミ箱が欲しいと思っても、デザインやサイズ、手入れのしやすさまで満たす理想のゴミ箱がなかなか見つからず、「いつか買おう」と思っている間にどんどん散らかってしまうことも。そういうときに、紙袋を一時的なゴミ箱として使うのはおすすめです。 じつは、私は「汚部屋」出身です。今振り返ると、片づけられなかったいちばんの理由は「もったいなくて捨てられない」罪悪感でした。一度捨ててしまえば身軽になる感覚はとても気持ちがいいものです。しかし、最初の1つを捨てる勇気を出すのが、なによりも難しくて…。 もし捨てることがつらいと感じるなら、無理に処分しなくても大丈夫。このように、最初の一歩を「別の使い道を考える」にしてみませんか? 今回ご紹介した3つのアイデアを参考にすれば、新しい使い道が見つかりやすくなるはず。まずは使い道をじっくり考えて、思いつかなければ、そこで初めて「捨てる」を選ぶ。このように、2段階でものと向き合う方法を試してみてください。
三條凛花