デーブ大久保さん、「上沢が悪者になっているのはおかしい」 楽天2軍監督時代に接点「こんなに(てんぐに)なってる子では絶対にない」
野球評論家のデーブ大久保さんが9日に自身のYouTubeチャンネルに新規投稿。日本ハムで活躍した広瀬哲朗さんをゲストに迎え、ソフトバンクに加入した元日本ハムの上沢直之投手について再び言及した。 広瀬さんは8日までに自身のチャンネルで「日本ハムをなんかばかにしてるように俺は見えちゃうけどな」などと発言した。デーブさんとの動画では、その意図を「俺は解説者じゃないから、単なる日本ハムのOB、単なるファンとしてずばりと言った」と説明。解説者としても活動する大久保さんに詳しい解説を求めると、大久保さんは「一番問題はルールですよね。行って(移籍して)いいのに上沢が悪者になっているのはおかしい」と、米球界挑戦から帰国した際の移籍に制限がないルールが問題点とあらためて指摘した。 その上で自身のコーチ経験から考えて、「現場としては『しょうがないよ、行きたいとこ行けよ』ってなるでしょうけど、でもやっぱり『何やってんの』って声に、反目だったらなりますよね」と広瀬さんの立場にも理解を示した。それを受けて広瀬さんは、新庄剛志監督が上沢と連絡をとっていたこと、ソフトバンク移籍決定後に同監督が残念とコメントしていたことを述べ、上沢の移籍に対する不信感をにじませた。 デーブさんは楽天の2軍監督時代には上沢との接点があったといい「1つ言いたいのは、上沢はわがままで行ったりとか、こんなに(てんぐに)なってる子では絶対にない」と強調。本人を守るためにも、短期間の帰国なら渡米前の球団との契約が優先されるなどのルール整備が必要と力説した。 動画のコメント欄には「このコンビ見てみたいなと思ってた」と2人の共演を歓迎する声のほか、上沢の件に対して「日ハムでもSBファンでもないけど、これでエスコンで上沢を歓迎する日ハムファンは間抜けだと思うしSBは面の皮が厚い」、「ルール違反でなければ問題ないし、単に上沢君が日ハムに戻りたくなかったのでは」と、ここでも賛否両論が寄せられた。
中日スポーツ