「あいつを絶対に戦犯にさせない」上田西GKがクラスメイト献上のPKを完璧にストップ→救われた親友DFが先制弾&スーパークリアの大活躍!「本当に助かった」【選手権】
矢板中央に2-0で勝利
[高校選手権・3回戦]上田西(長野)2-0矢板中央(栃木)/1月2日/フクダ電子アリーナ 【動画】上田西のGK牧野が決死のPKストップ&救われた級友DF東風谷の先制弾 1月2日に行われた第103回全国高校サッカー選手権の3回戦で、7年ぶりに出場の上田西が過去4度ベスト4に進んでいる矢板中央と対戦。粘り強く守り切り、2-0で勝利を飾った。 大ピンチはいきなりやってきた。前半2分、DF東風谷崇太が相手FW堀内鳳希を倒してファウルを取られ、PKを与えたのだ。 「あいつを絶対に戦犯にさせない」 普段から仲の良いクラスメイトが献上したPKに奮い立ったのが、GKの牧野長太朗だ。 「読んでいました。9番の(PKの)データはなかったので、自分がやるしかないってところで、こっちだなと思って思い切って跳びました」と左に跳び、渡部嶺斗のキックを完璧にセーブ。窮地を救ってみせた。 この級友の活躍に応えたのが、他でもない東風谷だ。守護神に「本当に助かった。取り返すから」と声を掛けたCBは、同11分にこぼれ球に反応して先制点を奪取。前半終了間際には、相手のシュートをゴールライン上でクリアし、今度は自ら危機を凌いだ。 「自分が止めて、そしたらあいつが自分でヒーローになって。やっぱりそこはあいつが持っているところだと思います」とは牧野の言葉。 親友コンビの絆が、上田西に今大会2勝目をもたらした。 取材・文●江國森(サッカーダイ窮地ジェストWeb編集部)
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