50歳、「卒母」で自分時間増えた。クリスマスもおせちもやめたら自由に
『いい母親』であることを卒業する“卒母”をしたら、自分の時間を取り戻すことができます。大学生と高校生の息子をもつ、グラフィックデザイナーの田中千絵さん(50歳)は、子どもの思春期をきっかけに“卒母”を宣言し、今まで「やらなければいけない」と思っていたことを手放すことに成功。なにを手放したのか、6つお聞きました。田中さんのアイデアをヒントに、自分の家にフィットする方法を見つけましょう! 【画像】洗濯を任せるために用意したもの
家族のコールセンターになるのをやめる!
今日の予定や天気など、子どもから寄せられる各種の問い合わせ。「答えるために多大なエネルギーを使っていたけれど、その役割も終了。子どもたちはアプリを使って自分で予定を管理するようになりました」
洗濯はすべて各自にまかせる
家族に最初にまかせた家事が、洗濯。「洗剤や洗い上がりの好みが違うので、まかせやすいかなと。各自の洗濯箱と洗濯機の取扱説明書を準備して、『やり方は説明書を読んでね』と伝えたら、問題なくクリア」
季節の行事を見直してサイズダウン!
伝統行事や季節のイベントは、母親の負担が大きいもの。「わが家では、思春期突入頃から徐々に行事を縮小。ついに今年、家族全員でのクリスマスと大掃除、お正月を終了し、それぞれが自由に過ごすように」
子どもの不機嫌につき合わない
子どもの不機嫌な態度にいちいち対応していては、親の身がもちません。「だから最近は距離をおいて見守るか、ナースのように『今日の体調はどうですか?』なんて言いながら、ムダな衝突を回避しています」
各自のスペースの掃除やゴミ捨てに手を出さない
個室の掃除とゴミ捨ては、各自が実施。「それにともない、ゴミ袋は45Lから30Lに。子どもがゴミ出しを忘れても、ぐっとガマン。命に関わることと法に触れること以外は、そっと見守るようにしています」
食べたいものは自分で買う・つくるシステムに
食事は食費を一定額渡し、食べたいものをつくるスタイルに。「おかげでせっかくつくったのに食べなくてイライラ…ということもなくなりました。冷蔵庫もエリア分けして、賞味期限の管理までまかせています」
ESSE編集部