「オオタニの争奪戦を彷彿とさせる」99敗のエンゼルスが巻き返しへ補強 マリナーズとの“入札合戦”に挙げられた選手の「名前」
今季、球団ワーストの99敗を記録してしまったエンゼルスが、補強策を進める。エンゼルス専門メディア『Halo Hangout』が、「この選手は、エンゼルスがFAで狙うのに最も理にかなった選手だ」という記事を配信し、補強の候補選手として、オリオールズのアンソニー・サンタンデールの名を挙げた。 【動画】三塁の塁審にボールが当たる不運!大谷翔平がまさかの本塁憤死のシーン 記事によれば「エンゼルスは右翼を守れるだけでなく、場合によってはDHとしても活躍できるスイッチヒッターのビッグボッパー(強打者)を必要としている。また、(エンゼルスのオーナー)アルテ・モレノ氏は来季に向けて給与を増やすと語っており、また、エンゼルスはFAの強打者を優先してきた実績もある」と伝えている。 今季限りでの退団が有力視されているサンタンデールには、エンゼルスだけでなく、マリナーズも興味を示しているという。 そして「マリナーズもこのベネズエラ出身の選手を獲得したいのは間違いないだろうが、驚くべき展開で、モレノ氏は、(マリナーズのオーナー)ジョン・スタントン氏よりも多くの資金を投じる用意があるようだ。エンゼルスとマリナーズの入札合戦は素晴らしいショーとなり、 2017年のショウヘイ・オオタニの争奪戦を彷彿とさせるだろう」と記した。 サンタンデールは今季155試合に出場し、打率.235、44本塁打、102打点をマークしており、「2024年の攻撃的fWARで全体で35位、外野手では10位、右翼手では4位にランクインした。彼の攻撃的fWARはスイッチヒッターの中で6番目に良い数字だった。彼の44本のホームランはMLBで3番目に多く、102打点は14番目、91得点は21番目、.271のISOは8番目だった。彼は過去3シーズン、毎年少なくとも152試合に出場している」と、その実績を紹介している。 エンゼルスは大谷翔平が抜けた後も目立った補強は行わなかったが、来季へ向け、歴史的大敗からの巻き返しを図る動きに注目だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]