72歳・元ミス日本の「お金をかけない食事の工夫」。身近なものを余さず豊かに暮らす
●漢方薬にもなるビワの葉はお茶や化粧水にして活用
ビワの葉を乾燥させてお茶に。生の葉は日本酒に漬ければ化粧水にもなります。含まれる成分には鎮咳(咳をしずめる)や利尿(水分排出)の作用があるといわれていて、古くから漢方薬にも使われています。ノンカフェインでクセがなく、飲みやすいところもうれしい、自然のお茶です。 ビワの葉は収穫して水洗いし、ペーパータオルで細かな産毛をふき取ります。ザルに広げてしばらく乾燥させ、手でちぎってもみ込みながら土鍋やフライパンで乾煎りするだけ!
●青ジソ、ミョウガ、山椒…庭は食材の宝庫です!
三浦半島のちりめんじゃこと庭の山椒で「ちりめん山椒」をよくつくります。左に添えたのは庭で採れたゴーヤのピクルス。「今年は台風の直撃でゴーヤもやられました。来年はどうかしら…」。思いどおりに進まないことも受け入れます。 真っ赤な実をつける山椒。葉は木の芽としても活用できます。実を収穫したら下処理して、冷凍保存しておきます。 植えたわけでもないのに、いつの間にかミョウガが顔を出すようになりました。「雑 草の合間からたくましく花を咲かせるんですよ」 レモンはお酒に漬けてレモン酒に。梅は甘酢漬けにしたり、梅ジュースにして次のシーズンまで楽しみます。 年齢は取材当時のものです
ESSE編集部