【上皇后・美智子さま手術無事終わる】大腿骨骨折は『骨粗しょう症』で起きやすい...推定患者1590万人、どんな人がなりやすい?医師に聞いた
あなたはあてはまる?「骨粗しょう症になりやすい」チェック
骨粗しょう症になりやすい人とはどんな人なのか、辻医師が挙げるのは以下の4点です。 ▼生活習慣が乱れている…タバコや酒を好む人など ▼体重が軽い ▼家族が骨粗しょう症…遺伝の要素もある ▼糖尿病や関節リウマチといった持病のある人 治療方法はサプリメントや薬があるということですが、辻医師は「再び骨折するケースもあるので注意が必要」と強調します。大腿骨が折れてしまった場合、体が前傾姿勢になって転びやすくなるほか、入院中に運動量が落ちてさらに骨密度が落ちてしまい、逆側の大腿骨や背骨が折れるリスクが増えてしまいます。そうした場合には薬物治療が重要だということです。
「食事」「運動」「日光浴」がポイント!
最後に、骨粗しょう症にならないために「骨を強くする」にはどうすればいいのか、ポイントは3つです。 1つ目は食事。カルシウム(例:牛乳・小松菜)や、カルシウムの吸収を高めるビタミンD(例:サケ)やビタミンK(例:納豆)をしっかりとりましょう。 2つ目は運動。スクワット・太極拳・ピラティスなど、体幹を鍛えることが大事です。また、立った状態でかかとを上げて地面にトンッと落とす「かかと落とし」も有効だといいます。骨が弱い高齢者などの場合はころぶリスクもあるので、手すりなどを持って行ってほしいとのことです。 そして3つ目は日光浴。日光浴をするとビタミンDが体内に作られるということです。日焼け止めによりビタミンD不足になる人も多いですが、最近はビタミンDを阻害しない少し弱めの日焼け止めも売っているといいます。また、サプリメントや薬で補う方法もあるということです。 (2024年10月8日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)