子どもが小学生なので「学校を休んで旅行」しようと思いますが、ダメですか? 平日より空いていて安くても、「学校を休むことは悪」なのでしょうか…?
子どもの頃、学校を休んで旅行したことはありますか? 今、小学生くらいの子どもを育てている親世代では自身が子どもの頃あまり経験もなく「何となくよくないこと」という認識がある人が多いのではないでしょうか。しかし現代においては、この「学校を休むことは悪」という意識は変わりつつあるようです。 本記事で、「学校を休んで旅行」することについて考えてみましょう。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
「学校を休んで旅行」、みんなの意見は?
旅行するために子どもの学校を休ませることについて、読売新聞オンライン内の大手小町編集部がX(旧Twitter)で行ったアンケートでは、「アリ」が65%、「ナシ」が35%となっており、およそ3人に2人は賛成という結果になっています。 現在、親世代である筆者の小学生時代の記憶では、「学校を休むことは悪だ!」という風潮が強く、親が旅行を理由に学校を休ませるということなどはあり得ませんでした。 ただ、そんな小学生時代の6年間の中でも、2~3回ほど同級生がハワイ旅行などで学校を休んでいるのを見ましたが、休みが明けて学校に出てくると注目の的になったものです。あれから数十年、前述のアンケート結果を見ると、時代の流れを感じます。
愛知県で「ラーケーションの日」がスタート
愛知県は公立学校において年3日まで取得することができる「ラーケーションの日」を、2023年2学期からスタートさせています。 ラーケーションとは、学習(Learning)と、休暇(Vacation)を組み合わせた造語で、子どもが家族などと一緒に、平日だからこそできる学校外での主体的な学び、体験的な学びを応援するために設けられました。年3日までは登校しなくても欠席扱いになりません。要するに、学校版の年次有給休暇というわけですね。 親が土日祝日に休めない場合、学校に通う子どもとは休みがなかなか合わないでしょう。ラーケーションの日のような仕組みがあれば、年に1回でも家族旅行などを楽しむことができます。 もちろん学校の勉強は大事ですが、だからと言って家族との思い出を作るチャンスを捨てなければならないのかというと、少し違う気もしますね。さらに、旅行など家族で過ごす非日常の場には学校ではできない貴重な学びもあるでしょう。愛知県の取り組みが成功すれば、全国的に広がっていくかもしれません。
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