ズベレフ 8度目のマッチポイント決め切り上海マスターズ16強へ<男子テニス>
ロレックス・上海マスターズ
男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は8日、シングルス3回戦が行われ、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク40位のT・フリークスポール(オランダ)を7-6 (8-6), 2-6, 7-6 (7-5)のフルセットで破り、2019年以来5年ぶり4度目のベスト16進出を果たした。 【ジョコビッチ、シナー、アルカラスら上海マスターズ組合せ】 同大会では2018年にベスト4、2019年には準優勝を果たしている世界ランク3位のズベレフ。今大会は初戦の2回戦で同101位のM・ベルッチ(イタリア)をストレートで下して3回戦進出を決めていた。 3回戦、第1セットをタイブレークの末に先取したズベレフだったが、第2セットでは第1ゲームから5ゲーム連取を許すなどサービスゲームが崩壊。フリークスポールに圧倒されセットカウント1-1に追いつかれた。 ファイナルセット、ズベレフは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどサービスゲームで復活。6-5で迎えた第12ゲームのリターンゲームでは、4度のマッチポイントとなるブレークチャンスを握ったもののこれを決め切れずにいたが、タイブレークでは2度のミニブレークを奪い先行。通算8度目となるマッチポイントをものにして2時間48分の熱戦を制した。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはズベレフのコメントが掲載されている。 「一進一退のタフな試合だったよ。彼(フリークスポール)は第3セットで少しラッキーだったと思うし、僕はタイブレークでとてもラッキーだったね。彼は僕がいつも苦戦している相手なんだ。僕たちはいつも非常にタフな試合をしているし、彼はもっと上のランクにいるべきだと思っている。彼は、なぜ毎週あのようなプレーができないのかを考える必要があるくらいだね。彼は世界のトップ15かトップ10になれるはずだ」 ズベレフは4回戦で世界ランク66位のD・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ゴファンは3回戦で同47位のM・ギロン(アメリカ)を逆転で下しての勝ち上がり。 同日には第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第7シードのT・フリッツ(アメリカ)、第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、第10シードのS・チチパス(ギリシャ)、第12シードのH・ルーネ(デンマーク)らが16強入りを決めている。 ※2024/10/10 16:30 本文中の情報の誤りを修正しました