不妊の心配も...?「重い生理」に悩む30代女性、医師に相談するも「仕方ない」。その裏に潜む"本当の原因"が明らかに
ようやく判明した答え
それから数年後、引っ越しをして、また新しい女性のかかりつけ医を見つけたが、彼女は私の病歴を聞いて困惑した。私が服用していたメトホルミンはあまりに低容量で何の効果もないと言い、それまで何年間も服用していた1日250mgを1000mgに増量。また、初めて産婦人科医に紹介状を書いてくれた。 そして2019年、私は手術を受けることになった。 検査の結果、子宮内膜症であることが判明し、多血小板血漿でPCOSの治療を試みた。その後、内分泌医に紹介されたのだが、私の話を親身に聞いてくれたと感じた医者は彼女が初めてだった。彼女は「これはあなたに限った話ではありません。体重を減らして、避妊ピルを飲んでいれば大丈夫と言われた女性は他にも大勢います。ですが、それが常に正しいわけではないのです」と言った。 彼女は、PCOS患者が食べるべきものと避けるべき食べ物をレクチャーしてくれて、薬もメトホルミンからオゼンピックに切り替えた。 私は今、30歳。あれから症状は大幅な改善をみせた。現在は、皮下埋没式の避妊インプラント(Nexplanon)をして嚢胞をコントロールし、規則正しく生理が来るようにしている。出血量は今も多いが、10代の頃の酷さには遠く及ばない。 そして私は(今は独身だが)5年以内に子どもを持ちたいと考えている。しかし、PCOSと子宮内膜症の2つを抱えているため、2023年に不妊治療専門医に相談。それによると、私の卵子の状態はよく、「子どもを持てる可能性は十分にある」と医師が説明してくれた。 ひどい生理痛や症状に悩み、日常生活が困難になっている女性は、私だけではなく世界中に多く存在する。それは、決して正常なことではなく、対処法があるということを知ってほしい。結局は、自分の体のことを一番よく分かっているのは自分なのだから、直感を大切にして、おかしいと感じているときは悩むことなく相談しよう。 助けが得られるまで、何か一つのヒントが得られるまで、ただひたすら前進あるのみだ。