【高校サッカー】帝京大可児、加藤隆成ら5得点で大分鶴崎を圧倒「日本一を目指す」初8強の先へ
<全国高校サッカー選手権:帝京大可児5-1大分鶴崎>◇31日◇2回戦◇味フィ西 6大会連続11回目の帝京大可児(岐阜)が5得点で初戦突破した。14大会ぶり7回目の大分鶴崎を粉砕。前半、背番号10の主将FW加藤隆成(3年)が先制すると、後半は2年生MF青木嘉宏の2得点に、MF松井空音(3年)のゴールで圧倒した。 加藤は県大会5試合で21ゴール。今夏は全国高校総体(インターハイ)でもハットトリックを含めて4得点しており、全国大会では1年時から通算で10点目となった。 県内屈指の進学校である大分鶴崎は、主将のMF志賀杏陸(3年)が開会式で選手宣誓して話題に。4点を追う後半に10番のFW安東壮大(3年)が一矢報いるゴールを決めた。 しかし、後半追加タイムに帝京大可児は途中出場のMF鶴見一馬(3年)が突き放すチーム5点目。県大会で4得点した男が全国でも決めて、大勝発進に貢献した。 ベスト16は17年度と20年度に並ぶ過去最高タイ。年明け2日の3回戦で初の8強へ、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTで戦う前橋育英(群馬)に挑む。【木下淳】 仲井正剛監督「立ち上がりは硬かったけれど、最後はいいサッカーができた。(目指すパスサッカーが)最後の方は、できました。日本一のために勝たなければいけない大事な初戦だったので良かったけど、インハイも初戦が良くて次は…だったので、気を引き締めて、日本一に向けて頑張ります」 加藤「(県大会から含めて22ゴール目で)裏への抜け出しから、点を取ることができて、自分たちのサッカーができた。今年はベスト8を目指すのではなく日本一を。今日は1点しか決められなかったので2点、3点と決め切っていかないと。目標は得点王。10点以上を目指して頑張ります」 青木「今大会は加藤隆成(先輩)を超えたいと思っているので、今日は2点を取れて良かった。(加藤は10ゴール以上が目標と)12ゴール決めます!」