「定年後のおじさん」の暮らしはなぜくっきりと「明暗」が分かれるのか…その「納得の理由」
定年後に「横のつながり」を担保できるかが明暗を分ける
――自分が変わったという自覚なく、意見を180度変えて、いつのまにか先進的になっている人っていますよね。 変わり方も、タイミングも、人それぞれなので。世の中が少しずつ変わり始めている今、あと一押し、二押しで、おじさん革命が果たされるような気がしています(笑)。だからこそ、おじさんたちに意識しておいてほしいのは、横のつながりを失わないこと。どうしても会社の中のヒエラルキーや限られた人脈だけで生きてきた人たちは、定年後、社会とつながる場所を失ってしまう。 もちろん、趣味や習い事など、会社以外に居場所を持っている人はいいのですが、最近ではスーパーでもセルフレジが導入されていますからね。誰とも話す機会を失ってしまいます。身体だけでなく、心に新陳代謝が起きないと、より頑固になっていくだけなので、横のつながりを定年後も担保できるかどうかが、今後の明暗を分けると思います。
占星術をヒントに人とつながる
――今さら新しいことなんて始められない、って人はどうしたらいいのでしょう。 それこそ、占星術を活用してください。ハウスについては詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、たとえば11ハウスに星を持つ人は、先天的に他者から恩恵を受ける星回りです。そういう人は、単に、人のいる場所に繰り出していけばいい。バーで飲んでいるだけで、隣の人に話しかけられたり、お店の人と仲良くなったり、出会いのチャンスは転がっているはずです。 もしくは、8ハウスに星があるのであれば、配偶者の縁でおもしろいことが起きる可能性がある。人との出会いを増やしたほうがいいのか、趣味を突きつめたほうがいいのか、人によって向いている出会いというのもありますから、あらゆるヒントが拾えると思いますよ。
補い合えるパートナー探しも星で
――お話を聞いていると、星読みをすれば恋愛もうまくいきそう……。 もちろんです。どこに行けば出会えるかもわかりますし、星読みのおかげでパートナーを見つけたという方は、山ほどいらっしゃいますよ。 そういえば先日も、クライアントさんから結婚報告をいただきましたが、その方はもともと不動産を買おうとしていたんですよ。でも、付き合い始めのパートナーの方の星を見たら、明らかに何かを持っていそうな星回りだった。だから今は慌てる必要ないですよ、と言ったら、本当に都内に戸建てを持っていたことがわかったそうです。他にも、家事を上達させるか悩んでいた方のパートナーになった人は、家事がめちゃくちゃ得意で全部やってくれそうな星回りで、実際、それでうまくいっているとか……。