「銭湯通い」と「自宅でお風呂」毎日入るなら水道光熱費はどちらが安い?
寒い時期に入るお風呂は格別ですが、大浴場のある銭湯であればなおさらです。 お風呂好きの方なら「毎日銭湯に通ってみたい」と一度は考えたことがあるかもしれません。しかし、気になるのはそのコストです。 そこで今回は、1ヶ月毎日銭湯に通う費用と、毎日自宅でお風呂を沸かす光熱費、どちらの方が安いのか見ていきます。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
銭湯通いにかかるコスト
東京都の銭湯の入浴料金は大人一人520円、1ヶ月(30日)通うと入浴料金は約1万5600円です。 しかし、大人用都内共通入浴券10枚(4700円)を利用すると、もう少し入浴料金をおさえることができます。 大人用都内共通入浴券を3セット購入すると、1ヶ月の銭湯代は約1万4100円となり、入浴券を使わない場合と比べて1500円安くなるでしょう。 また銭湯には、浴槽が大きくお湯の温度も管理されていて体が温まりやすい、人とのコミュニケーションがとれるなど、自宅のお風呂にはないメリットもたくさんあります。
浴槽にお湯をためるのにかかるコスト
次に、1ヶ月毎日自宅のお風呂を沸かすのにどれくらい光熱費がかかるのかみていきます。 浴槽にお湯をためるには、水道代とガス代がかかります。1リットルあたり0.24円と仮定し、一般的な浴槽180リットルをためると水道代はおよそ43円です。シャワーも浴びた場合、さらにコストはかかるでしょう。 東京都水道局によると、3分間シャワーを流しっぱなしにすると約36リットルの水を使うといわれています。お風呂をためて、かつ9分間シャワーを使うとすると、1回の入浴でおよそ69円の水道代がかかります。 続いてガス代は、下記の計算式で求められます。 上昇温度×水量÷(発熱量1万750キロカロリー×熱効率80%)×ガス代単価 ここでは、ガス代単価を149.76円/立方メートルと仮定して計算しています。水を20度から40度に上昇させた場合、かかるガス代はおよそ63円です。水道代と合わせると、1回およそ132円のコストがかかります。 上記より、1日1回、自宅のお風呂に入ると、1ヶ月で約3960円の光熱費がかることが分かりました。