広島 痛恨の黒星で2位に後退、京都に0―1…首位・神戸と勝ち点差2に
◆明治安田J1リーグ▽第35節 広島0―1京都(3日・エディオンピースウイング広島) 優勝争いをする広島が0―1で京都に敗れ、連敗を喫した。首位の神戸を、勝ち点2差で追いかける展開となった。京都は残留に向け、貴重な勝ち点3をつかんだ。 前半7分、広島FWパシエンシアがペナルティーエリア中央から放ったシュートは正面で、京都GK太田に止められた。同13分には京都FWエリアスが左サイドから仕掛けてゴールに迫るが、広島の日本代表GK大迫が阻止。同16分にはFWパシエンシアが再びゴールに襲いかかるが、GK太田が好守を見せる。前半33分には、京都FW原のヘディングを、こちらも広島GK大迫が好セーブ。1分後には1対1の場面でもゴールを守り切った。前半は互いに守護神の活躍もあり、0―0で折り返した。 後半17分、京都が右サイドからDF福田が、中央にいたMF平戸にパス。フリーの平戸が右足を振り抜き、ゴール左へ突き刺した。GK大迫も反応できず、残留争いをする京都が、優勝争いをしている広島から先制点を挙げた。 1点を追う形となった広島は後半32分までに5人を交代。セットプレーから得点を狙うものの、ネットを揺らすことはできず、5月以来、今季2度目の連敗を喫した。勝ち点1差で首位をキープしていた広島は神戸と順位が入れ替わり、勝ち点2差の2位に後退した。
報知新聞社