【韓国ドラマ】2025年に注目したい『涙の女王』キム・スヒョンの話題作
今回の作品選びは、30代後半になってこの先のキャリアを考えての選択なのか、ロマンス系の作品は少し控えたいと考えているのかと聞いたところ、次のように語りました。 「この年齢だからこういう作品に出るべきだとか、こういう役柄をやらなければいけないという考えは、私にはないんですね。後になってみて、この時期にこういう役を自分は経験したんだなと振り返る感じなので、たとえばロマンス系が多いか少ないかというのも、そこまで意識してバランスを取りながら出演を決めているわけではないのです。自分のキャリアに関しては、そこまで計画的ではないんですよ。普段から計画を立てても、しばしばそのとおりにはいかないですし(笑)」 そもそも、あまり計画を立てない派? 「いえ、プランはけっこう立てる方で計画を立てていないと、すごく不安を感じるタイプなんですよ。ただ、今朝もそういうシチュエーションがあって、10時までに食事とかゆっくり準備しておく予定だったのですが、そのためには最低でも6時半には起きなきゃいけなかったんですけど無理でしたね(笑)」 パク・ヒョンソク監督はスヒョンと同じで「まめに計画を立てて実行しようとするタイプ」と言うと、チョ・ボアは「私はまったく正反対で無計画な人間です(笑)」ときっぱり。「計画が狂ったりスケジュールが変わったりしたら、そういう状況を楽しむタイプ」と肝の据わった発言をして、スヒョンと監督からは、お~!っと感嘆の声が上がりました。 本作ではブランドコピー商品ビジネスが描かれますが、「本物と偽物の境界線は何か」という質問にも、ボアは「人生というのは本物と偽物の境目なのではないかと思うんですね。本物になりたいという気持ち、かっこよく生きたいという気持ちはみんなあるけれど、現実はそんなに生やさしいものではない。ただ一生懸命頑張って、本物になろうとしている、その過程が人生なのではないかと思う」と持論を語りました。 隣で真剣に聞いていたスヒョンは「なるほど~」と日本語で言い、感心したように頷いて場の笑いを誘う一幕も。 そのスヒョンは「個人的には気持ち次第だと思う。同じ気持ちにさせてくれるなら、偽物でも関係ないとも思うのですが……。でも本物に越したことはないですね」とコメント。 監督は「私もスヒョンさんと近いのですが、自分がこれは本物だと思えば、それが本物になるのではないでしょうか。一方で、これは信じがたいと不安に思ったら、その瞬間にそれは偽物だと感じると思う。ブランド品や物は本物か偽物かは白黒はっきりしていますが、人生はその境界が曖昧です。『ノックオフ』は本物だった男が偽物市場に足を踏み入れたことで、その人生は偽物っぽくなっていく。そういう物語だと思います」