ヤクルト、中日・福谷浩司の獲得調査 先発もリリーフもOK、FA補強の手を緩めず
ヤクルトが、国内フリーエージェント(FA)権を行使した中日・福谷浩司投手(33)の獲得調査を進めることが5日、分かった。通算278試合に登板している経験豊富な右腕の動向を注視していく。 福谷は愛知・横須賀高、慶大を経て、2013年にドラフト1位で中日に入団。2年目の14年には救援でリーグ最多の72試合に登板した。20年には登板した全14試合で先発し、8勝をマーク。21年には開幕投手を務めるなど実績十分だ。今季年俸は推定2000万円で金銭、人的も補償が発生しないCランクとみられる。現在はプエルトリコのウインターリーグに参加している。 2年連続リーグ5位に沈んだヤクルトは今季、チーム防御率3・64がリーグワースト。投手陣の立て直しは急務となっており、高津監督もかねて「ずっと言われているピッチャーの部分は、本当に(課題が)浮き彫りとなったシーズンだと思う。ピッチャーがしっかりしないと、なかなか勝てないのが野球」と投手力の重要性を説いていた。先発、リリーフどちらもこなせる右腕は戦力となりうる存在なだけに、今後調査を本格化させる。