春高バレー 古川学園、2年ぶり優勝逃す 主将の音川南季「出しきれないまま終わってしまった」
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第3日(7日、東京体育館)女子3回戦では、共栄学園(東京)が2023年優勝の古川学園(宮城)に2-0でストレート勝ちし、準々決勝に駒を進めた。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ 2年ぶりの頂点を目指した古川学園は敗退。1、2年生中心のチームで、主将の音川南季(3年)は「今年一年間は自分が周りの下級生を支える形でやってきた。同学年4人が支えてくれて、同学年4人に感謝している。自分がコートに出られていない分、もっと下級生を支えないといけないし、落ち込んだり、顔に出したりしちゃだめだなと意識して、下級生に全てを出してもらうつもりだった」とコメント。自身は後がない第2セットの終盤にコートに立って得点したが、「みんな顔が引きつっていたので、ここは最後は楽しむしかないと思った。全部出し切るよって全員で楽しもうって声をかけました」と涙を流した。 最後の春高を終え、「終わった実感がない。最後出しきれないまま終わってしまったので、悔しい思いです。支えてくれているみんなや親の方々に楽しんでいるプレーを見せられたか不安でしたが、自分的には全てだし尽くしました」と話した。