遂に決勝「キングオブコント2024」見所を徹底解説。今年はどんな傾向?準決勝も注目株が揃う
そして、初の決勝進出を果たしたcacaoの浦田スターク、高橋、たっぺいも、ニッポンの社長とは違う意味で強烈なネタを持ってきた。メンバー全員20代で、トリオを結成して5年目。どちらかと言えば漫画チックなコントを特徴としていて、準決勝では「その方向に振り切った」という印象を受けた。 若さゆえの身体性もあり、キビキビとこなすバカバカしさが妙に脳裏に焼き付いている。今大会最年少ゆえの勢いに期待したい。 ■今年はシソンヌ・じろうが初審査員に
今年は東京03・飯塚悟志、バイきんぐ・小峠英二、ロバート・秋山竜次、かまいたち・山内健司という例年の4人に加え、シソンヌ・じろうが審査員を担当する。日本屈指の人気コント師・じろうがどのネタを評価し、どうコメントするのかも気になるところだ。 とはいえ、見方を変えればKOCは日本最大級のコントのお祭りでもある。ファイナリスト全組がベストな状態で舞台に立つ姿を何よりも楽しみにしている。
鈴木 旭 :ライター/お笑い研究家