【悪質】「Snow Manチケット1枚25万円」「セーラームーンコラボチョコ発売日前なのに転売」相次ぐ高額転売問題に、怒りの声続出 しかし、その“怒り”が次の転売を生む…?「“転売ヤー”はSNS上の不満の声を基に、高額転売できる商品を探していた」
そして、高額転売されることが多い、トレーディングカード・ゲーム機・アイドルやキャラクターのグッズなどの転売ビジネスの実態について、ジャーナリスト・奥窪優木氏は「希少なゲーム機を入手するため、学生を1万円で雇い、代理購入させていたケースも。転売ヤーたちは『欲しい商品が買えない』というSNS上の不満の声を基に、高額転売できる商品を探していた」と話しています。 Q.転売ヤーたちに対する不満の声が、逆に高額転売できる商品の情報を教えてしまう悪循環になっているということですか? (ジャーナリスト・奥窪優木氏) 「そうですね。SNSで例えば“転売ヤー死ね”とか、検索すると、その転売ヤーに怒っているファンの投稿が出てきます。何について皆が怒っているのか、どの商品について怒っているのかを、そこで見つけて、『これは今、転売商品として良いんだな』となる」
Q.“高額転売”は罪にならないのでしょうか? (元大阪地検・亀井正貴弁護士) 「転売行為自体は罪にならないが、ライブのチケットなどは、『チケット不正転売禁止法』で高額転売が禁止されている。また、『転売目的の購入を禁止』している商品を転売した場合、詐欺に問われる恐れも。購入する側も、犯罪によって入手した商品と知りながら買った場合、『盗品等関与罪』に問われる恐れも」
■チケットのやりとりは“トイレの中”?芸能事務所が大手転売サイトに対し“情報開示請求”も 「不正なチケットが流通している状況を、解決しなければならない」
一方、エンタメ業界でも転売が深刻化しています。例えば人気アイドルグループSnow Manのコンサートチケットは、通常9700円のチケットが大手転売サイトでは1枚25万円で売られていました。Snow Manのファンからも「1名義で10公演申し込んでも1公演当たるのが奇跡。本当に許せない」と怒りの声が上がっています。
STARTO ENTERTAINMENT所属のアーティストのチケットは、主に紙と電子の2種類あり、紙の場合は、会場に入る前から座席が決まっていることが多く、良い席のチケットは転売サイトなどに出品されます。そこで取引成立となると、会場周辺で落ち合い、チケットを受け渡すことが多いといいます。
【関連記事】
- 【年金密着】老朽化著しい“都会の限界集落”『桐ヶ丘団地』に住む人々の年金の“リアル”を直撃!「年金では生活できない」「米は高くてマズい!」「そっちにもこっちにも不満だらけ」…それでも笑顔で生活続けるワケ
- 【年金密着】年収3000万円の売れっ子漫画家が突然視力を失い、月3万5000円の年金生活に…“光”を失った絶望の中でも再び笑顔になれた背景には、献身的に支えてくれる“ギャル”の存在
- 【ナゼ】増加する“デジタル遺品”トラブル 故人のスマホのロック解除やサブスク解約が出来ない!トラブルを未然に防ぐ、今からできる『デジタル終活』とは―?
- 【迷惑】「ボケーッ!」「バーカ!」駅員の対応に“撮り鉄”から罵声の嵐!?ルール違反や危険な行為は、外国人観光客も…罪に問われるケースもある相次ぐ迷惑行為に専門家提言「軽い刑になっているのを少し考えないといけない」
- 【独自解説】今後も議論されるであろう“主婦・主夫年金” 廃止なら家計から年間約28万円負担増の試算も…専門家指摘「出生率と大きく関係。働いても子育てできるような支援策をセットに」年収の壁はどうなる?