日本ハム・山崎福也 1億9000万円増!来季キャリアハイ15勝宣言「ゼロに抑えたら確率上がる」
日本ハム・山崎福也投手(32)が3日、北広島市内の球団事務所で契約更改を行い、1億9000万円アップの年俸2億5000万円でサインした。昨オフにオリックスからFAで4年総額10億円の契約を結び、加入1年目の今季は2年連続2桁となる10勝をマークしてクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献。来季は3年連続2桁勝利でキャリアハイの15勝を目標に掲げた。 初めて北海道で過ごすシーズン。球団やファンの期待を体現するように、山崎は先発の柱として10勝をマークしたが、まだチームや自身に伸びしろがあるからこそ、少しだけ悔しさも残った。 「2位はうれしいけど、最後の最後、あそこ(CSファイナルS)までいったら優勝したいと思ったし、日本シリーズにも出たかった。来年はそこに向けて頑張りたい」 利き手は左手だが、幼少期に両親に文字を書くのだけは右手に矯正された。報道陣から色紙を手渡されると、その右手で力強く「15勝」としたため「勝ち星は兼ね合いもあるので難しいけど、ゼロに抑えていたら確率は上がる」。リーグ優勝&日本一を達成するため、一気にキャリアハイを目指すつもりだ。 今季は新庄監督から本拠地開幕戦の先発も任され、4、5月で6勝をマークしたが、6月は0勝、7~9月は4勝と前後半で差が出た。1年間、安定して戦い抜くために、課題に「平均球速」を挙げる。今季は140キロだったが、2~3キロアップを目指し「(今季は)ちょっと遅かった。それで最後に失速したので、しっかり失速しないようにしたい」と力を込める。 今オフは主に都内でジムなどに通いながらトレーニングを積む予定で「もっといい球質、強い球を投げられる投げ方を2月までには完成できるように」と見据えた。10月の秋季キャンプでは得意の打撃練習も行い、「(新庄)監督は“春のキャンプもバッティングするよ”と言っていました」と笑顔。交流戦で登板すれば打席に立つチャンスはあり、バットでもファンをワクワクさせる。(田中 健人)